価値観の再生

自由と愛。平成生まれ

現代人は身体の感覚を無視しているyo

人間として非常に効率的な「幸福になる道」として、心身を整えるということがある。これはただ心を落ち着かせるとか、そういった話ではないのである。身体を動かすというのも大事だが、もっと根源的なものなのだ。

わかりやすい表現としては、心身を統一させるということがいいのだろう。現代人は動作(身体)と心が一致していない。心ここにあらずといった状態で生活をしている。スマホゲームもそうだ。自我を増幅させ、脳内麻薬も出ている状態だが、身体から意識が離れているので身体は全く喜んでいない。心と身体が分離すると、真の幸福感を得られない。

セックス依存者は本能的に生きているかのような錯覚を持つ人もいるかもしれないが、これも心と身体が離れてしまっている。自我が暴走して「身体からの欲求」と勘違いしているか、女性に多いのが承認欲求を性で一時的に満たしているかなど。そこで身体は無視されてしまっているのだ。

ランナーが幸福感を得られるのも、思考が停止し、心身が統一される瞬間を味わうことができるからだ。「ランニングは辛くて苦しいことを乗り越えたら心地よさが待っている良い例だ」などと思うのならば、かなり奴隷的思考になっているから情報収集と自己の内省をしたほうがよいだろう。

私はヨガスタジオに通っているが、スタジオ内には人間の心身が一致した、心地よい表情をしている人が多い。これがそのまま社会になれば、真の幸福な社会というイメージに限りなく近づくものであろう。

心身を統一させるには、シンプルにいえば「自らの動作に目を向ける」それだけでいい。あとは身体が喜ぶものを食べる。マクドナルドを繊細にゆっくり食べて、そこで身体と対話を試みる。本当に喜んでいるのか。日々できるだけ繊細に考えていけば、答えが見つかるはずだろう。