価値観の再生

自由と愛。平成生まれ

「恋愛」「セックス」がコンテンツ化され悩む現代の若者

こないだ女友達と話していて、「恋愛という洗脳に美化されている若者」について言語化できるようになりました。これに意識的でも無意識的にでも気が付くことによって、はじめて幻想を離れた恋愛ができると思います。

 

まず、女の子は20代中盤の社会人ですが、高校生以来の彼氏ができたようです。最近彼氏とセックスをしようとしているが、どうしても直前で嫌になってしまう。

そこで彼氏を好きな理由を聞いたところ、「優しいから、私を好きと言ってくれるから」といった回答でした。

ここまで聞いてまず大まかに分かったことは、現代の一部の若者にみえる特徴です。

(実際対面をしていたので表情や動作など非言語でのメッセージを確認した上ですが)

 

それは、頭(思考)で恋愛やセックスをしようとしてしまっていること

 

頭で恋愛をしようすることでの一番の弊害を、これから記します。

①メディアなどから刷り込みを受けて外部からのイメージ、ストーリーを基にしているため、目の前の現実が霞んでしまう

思考には過去のデータを蓄積し、ストーリー性を持たせるという特徴があります。

普段から思考に頼り切っている人は、例えば海外旅行に行っても、同行した友人とのつまらないトラブルに意識がいってしまうなど、本当にその空間を味わうことができないことがあります。身体はその場にいながら、思考は違うところに行ってしまっているのです。

それと同じことが、恋愛にも起こっているということです。冒頭の女の子でいうと、「この人と触れ合いたいと感じる」のではなく、

「この歳になって彼氏もいないのは変だし、この人でいいか」という社会の価値観から外れないようにする恐怖感からの行動や、

「私のことを好きと言ってくれるから」など、承認欲求を満たしてくれることでの感情で恋人を選んでしまっていることが、根本的な原因としてあります。

 

それは、悲しいことですが、本当の意味で全身から相手を愛していません。虚構、空想で身体が触れ合っている、どこかいびつで無機質なものになってしまいます。

関係はドーパミンの効果で最初は上手くいっても、次第に感情は冷め、自然と心は離れていくことになります。

 

だから、別に恋人がいてもいなくてもそんなことはどうでもいいものなのです。メディア、人間関係で飛び込んでくる価値観を一度クリアにして、本当に自分が心から望むことを一瞬一瞬選択していくことを大事にしていくことで、人生に躍動感が生まれていきます。

そうすることができれば、あなたが選ぶ、あなた自身の人生の幕開けとなります。